2018年7月8日日曜日

住み込みのフィリピン人メイドに美味しい日本食を作ってもらうための再現性の高いレシピの書き方




@suniです。いつもご覧いただきありがとうございます。

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メイドに「作った料理の数だけ市場価値が上がるから、日本食作りがんばって!」と動機づけして、料理を作ってもらう日々です。

ピーマンとナスと鶏むね肉を炒めた


レシピは私たち夫婦が「それぞれが食べたいもの」を英語でレシピを書いて渡しています。
それで最近、レシピ本やクックパッドのレシピなどを見る機会が増えたんですが…



「クックパッドや料理ブログやレシピ本」に「料理できる人が書くレシピ」ってめっちゃくちゃハイコンテクストなんですね。


例えば、1つの行程に無理やりあれこれ詰め込んだ、


・玉ねぎを一口大に切って、塩を入れたお湯で茹でる


みたいなの。
(実際はこんなことしないけど、説明用のサンプルなんでご理解ください)



これだと、致命的な問題が2つあるんです。
なんだご思います?




1. 料理しない人には難しいんです。

2. 再現性が低いんです。


「1. 難しい」 って観点だと、料理しない人には
「お湯はどれくらいの量?」
「塩ってどれくらい?」
「茹でるのは何分?」
とかの勘所がわからないんですね。
また、1つの行程に複数の処理を突っ込むのはユーザーフレンドリーじゃない。料理できない人のことを全然考慮していません。


「2. 再現性が低い」って観点だと、上の「難しい」で書いた通り塩の量や茹でる時間などが明記されていないので、作るたびに成果物のクオリティがブレるんです!


そんなんじゃダメなんです!
私の理想は
「誰が作っても同じ味になる」
なんです!

(メイドはいつか辞めるかもしれないので、次のメイドが来ても同じクオリティのものを作ってほしい)



ということから、私がメイド向けにレシピを書くと、こういう書き方になります。
(メイドに渡すときは英語でね)



■材料
・水 2リットル
・玉ねぎ 1つ
・塩 大さじ1(※)


■作り方
1. 玉ねぎを一口大に切る(※※)。
2. [1]の芯を取る(※※※)。
3. [2]を水で洗う
4. 鍋に水をを入れて火にかける。強火で。
5. 塩を入れて混ぜる。
6. お湯が湧いたら中火にし、[3]を鍋に入れて30秒かき混ぜる(※※※※)
7. 3分たったら火を止める



調味料、具材もそうですが、「少々」や「適量」というような人によって判断がブレる書き方をしてはいけません。
「1tbsp(ちなみにtbsp = table spoon、大さじ1)」とか、「5 shake(5回振る)」って明記すれば、味がぶれません。

言葉の問題、異文化の問題で意図が正しく伝わらないこともあるので、工程ごとに写真もつけてあげるのが理想です。


※※
「一口大」は、紙に絵を描いて「これくらいのサイズ」と見せたり、写真を添付したりします。


※※※
前はこの工程書いてなかったんですけど、「芯を取る」を書かないと取ってくれないので書くようにしました。


※※※※
極論言うと、強火/中火/弱火だって、各ご家庭のガスコンロによって強さが違うかもしれません。IHだとそもそも強火/中火/弱火じゃないと思うし。我が家はコンロで「これが強火、中火、弱火」と指示しました。



最初の数回は、レシピをロクに読まずに「次はなんですか?」って聞いてきたり、工程をすっ飛ばしたりだったので「え、ちょ、うんと、順番どおりに読んで」って感じだったんですけど、レシピを渡す際に調味料と作り方を一緒に一通り読むようにしたら質問が減ってきました。


あと、日本の調味料にはマジックで英語名を書いておきました。


こういうことをし始めたら料理の味がブレなくなり、私や夫が作るのとほぼ同じクオリティのものを食べられるようになりまいした。


このノリで書いたトンカツのレシピがこちら。

How to cook Tonkatsu


我が家のレシピで作ってもらったごはんの一例がこちら。
(私のインスタグラムより)

https://www.instagram.com/suni/

https://www.instagram.com/suni/




以上の学びと経験から、「再現性の高いレシピ」であれば、日本人じゃなくても美味しい日本食が作れると実感しました。



最後に…

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というわけで、まもなく累計購入者が30名様になりそうです。
メイドを雇っている友人だけでなく、外国人の配偶者がいる方にも、「日本の家庭料理を作ってもらえたら嬉しい」「離乳食を作りたがっているからちょうどよかった」と好評いただいています。

ぜひこの機会にお買い求めください。



そして最後の最後に、、、



再現性の高いレシピを実現するためには、「少々」や「適量」というような人によって判断がブレる書き方をしてはいけないと書きました。

その延長で、キッチリ「大さじ1」「カップ1杯」「300g」などの量をキッチリ計れるツールは必ず用意しましょう。
計量スプーン、カップ、スケールetcはマストバイです。

この計量スプーンは、1つ買えば大さじも小さじも計れるので便利だし、OXOの計量カップは上からメモリを見れるので楽だし、スケールも地味に活躍します。











高い買い物じゃないですし、この3点は絶対にマストバイです。



以上、
「住み込みのフィリピン人メイドに美味しい日本食を作ってもらうための再現性の高いレシピの書き方」でした。



オマケ。



ハイコンテクストだのローコンテクストだのって話は、この本が参考に。
育った国や環境・宗教が違う人と働く人には心の底からお勧めしたいです。
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教育が大事、みたいなことはこの漫画から習いました。
(イギリスでメイドとして働く女の子の話)


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外国人の友人や配偶者がいる方、メイドに料理も作ってもらえると助かるな〜という方はこの機会にぜひ😊
日本の家庭料理がメインで、韓国料理も少し、日本人向けの離乳食レシピもあります。すべて、我が家のメイドが一度は調理済みで、夫(日本人)の試食も済んでいて問題ないことを確認しているものばかりです。

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