2019年6月4日火曜日

【海外で産休→復職】YOYOという東南アジアスタートアップに転職して4年が経ちました




@suniです。いつもご覧いただきありがとうございます。

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海外で就職・転職・結婚・別居婚・妊娠・引っ越し・出産・産休を経て、復職したあとの1年がどんな感じだったのか、産後2ヶ月で復職して仕事になるのか、家事育児との折り合いはどうつけているのか、仕事はどうなのか、キャリアアップはできるのか、などなどを書いてみたいと思います。


毎年恒例の振り返りエントリなんですけれども、気づいたら6月になっちゃったので慌てて書いてます(アセアセ


よかったらこちらも合わせてご覧くださいね。

最初の1年の振り返り

丸2年の振り返り

丸3年の振り返り




※いい感じの写真がなかったので、弊社広報ブログの素材をそのまま使わせていただいています。




前置き

海外就職したあとに本帰国せずに結婚→出産→産休→復職した人のコンテンツってなかなかないので、今海外で働いている方、海外で働きたいなと思っている方の参考になるかなと思い、記憶が薄れる前に残しておこうと思います。


初めて私のブログをご覧になる方は、自己紹介のページも合わせてどうぞ


では本題に行きましょう。


~ もくじ ~
- 産休がたった2ヶ月ってぶっちゃけどうなの?
- ノー保活で復職・仕事をするための環境づくり
- 仕事の話(1)昇進・昇給した
- 仕事の話(2)人事領域の仕事もするようになった
- 仕事の話(3)出張に行きまくった
- 仕事の話(4)リモートワーク
- つらかったこと
- 意外だったこと




「産休がたった2ヶ月」ってぶっちゃけどうなの?


人それぞれだとは思うんですけれども、私は大丈夫でした。

むしろ、

産休2ヶ月目のワンオペでノイローゼ気味だったから、とっとと復職してよかった

と思っています。


産休1ヶ月目は産褥アマさんがいて何もかもやってくれたのでものすごくよかったんです。今思うと天国(詳しくはこちら)。

2ヶ月目になり、夫が朝に家を出て夜帰ってくるまでの約10.5時間をワンオペ育児するのが本当に辛くてねぇ。
今思うと何がツラかったのかあまり覚えていませんが、たぶん


・何かあったらすぐ死んじゃうかもしれない生物を育てる責任感
・うかうかトイレや風呂にも行けない
・息子が寝ているスキに食事しようと準備してさぁ食べようというときに泣かれる
・やりたいことがあっても何度も何度も泣かれて遮られる
・1人の時間がない


がツラかったような気がします。


で、去年の4月に復職して(4月の1ヶ月間は息子は保育園に通いました)、昼間、誰からのちょっかいもなく何か(っていうか仕事)に集中できるのがものすごーーーく幸せでね、
「これがもし日本で育休が1歳になるまでもらえたとしたら、私はノイローゼで病んでただろうな」としみじみ思います。


「体」という面では、私は妊娠中のトラブルがほとんどなく(食べづわりなので、めっちゃ食べてめっちゃ太ったけど)、産後も産褥アマさんを雇ってぐーたら過ごせたおかげかまったくトラブルがなかったので、そういう方面でも、(多少体力が落ちたとはいえ)復職できるほどには復活できたんだろうなと思います。


これはほんと個人差あるんで、っていうかあくまでも「私の経験談」なので、日本にそのまま置き換えないで欲しいというか、「産褥アマさんを28日住み込みで20万円くらいで雇え」てそして「保活がそんな大変じゃない」ような感じなら、日本でも産休2ヶ月で復職するのも余裕だ思います。


人事方面の仕事もやるようになって思ったのは、
「サクッと2ヶ月で戻ってこれるのはありがたい」かなー。
2ヶ月くらいなら、人員補充せずとも既存メンバーで助け合いながらなんとかやれる(1−2週間単位で誰かしらがかわりばんこで夏休み取ってると思えば同じかな)気がするのと、実際なんとかなったのと、日本の産休→育休の仕組み(含む保活)ってそれを知らない私からするとイレギュラーが多くて周りもわかりづらいしどう大変なのかも経験しないとわからないだろうから、「二ヶ月休んで戻ってくるってだけ」のこの仕組みで助かるなぁと思います。
社会がそれに対応しているからこそだとは思いますけどね。
(保育園は、超有名所や超人気なところでなければ基本的にすぐ入れる)
(住み込みのメイドなどの外部リソースを頼るのが割と当たり前)


※フィリピンは、今は3ヶ月だったか100日だったかな。私が産休取ったあとに法律が変わりました。




ノー保活で復職・仕事をするための環境づくり

というわけで、産休2ヶ月ののちに復職しました。
ノー保活というか、近所(徒歩10分)に「外国人フレンドリー」な感じの保育園があったので、まぁお値段も外国人価格なんですけれども、ていうかそこしか選択肢がないので保活はある意味パパッと終わりました。「こんな高い月謝を払うんだ(遠い目)」という緊迫感はありました。

保育園の送り迎えは、「朝:夫」「夜:私」という感じでやりくりしました。

5月にフィリピンから呼び寄せたメイドが来たので、保育園はいったん辞め、自宅で面倒見てもらっています。

オフィスに行くこともありますが、基本的には「自宅でリモートワーク」しています。
「自宅で働いている」と言うとたまにフリーランスのノマドワーカーと勘違いされますが、私はどちらかと言うと会社員なので、ノマド的tipsはありません(^ω^;)

仕事中は、息子の面倒はほぼメイドにお任せです。
ミルクを上げたりとか、ちょっとした用事で仕事部屋から子ども部屋に行くことはよくありました。


仕事するための環境作りは、ほぼほぼ「メイドのマネジメント」と共通しているんですけれども、これについては言い出したらキリがないので、こちらのページをご覧ください。


住み込みメイド



仕事の話(1)昇進・昇給した


実は記憶があやふやなんですが、確か4年目の1年の前半の間で、昇進と昇給がありました。
肩書で言うと、Project Managerから、Sr. Project Managerに。
(別の肩書もつくようになったんですがその話は次に)

「シニアがつくだけってそんな変わらなくない?」と思ってたんですけど、「そんなことないですよ」って。
なんかまぁ、英語だからあまりピンと来てないのかもしれませんね。

昇給・昇進は、産休中にその前の目標評価をスキップしたので出産前のパフォーマンスも加味されていた…かもしれません。


仕事の話(2)人事領域の仕事もするようになった

昨年後半から、「People and Cultuer Manager」という肩書で、ざっくり言うと人事領域の仕事もするようになりました。
もう少し言うと、会社の成長=社員の成長ってことでみんなに成長してもらうための環境・組織・文化づくりです。


直近半年で具体的にやった仕事は、


・マントラ作って導入
・Job Grade作って導入
・(導入はすでにされていた)OKRの旗振り
・Check in meetingとWin Sessionをスタート
・ある拠点のある制度を明文化
・全拠点の新入社員向けフォローアップミーティングをやり始めた
・管理職研修を企画(pendingだけど)
・評価制度を少し変えた
・人事経理総務の面倒見、みたいなこともしてる


という感じです。


各国の採用は各国のHRがやりますが、私は全拠点の「環境・組織・文化づくり」を包括的に、って感じです。


プロマネをやっていた頃と比べると、いろんな社員と会話する機会がものすごく増えました(というか増やした)。
新入社員のフォローアップミーティングってさすがに最初の数回はめっちゃ緊張しまくったんだけど(特に他拠点の新人さんは面識ないしw)、お互い英語で会話するのも大変だよねってたてつけで質問事項を事前に相手に共有し、回答をSpreadsheetに書いてもらい、フォローアップミーティング中は私がその回答を見ながら追加で質問していくスタイルでやり始めたら、なんとかうまく回るようになった気がします。

何事も勉強・経験ですね。

フォローアップミーティングをやることで拠点ごとのオンボーディングのプロセスも見えてきて、A拠点のいいところをB拠点に、みたいなシェアもできて、「私、いい仕事した〜〜!」と自我自賛しています。


仕事の話(3)出張に行きまくった

産後はしばらく海外出張することはないだろうなぁと思ってましたが、全然そんなことはありませんでした。


4月:マネージャー合宿(フィリピン)
6月:社員旅行(インドネシア)
10月:マネージャー合宿(インドネシア)
1月:新しいJob Gradeの説明会(フィリピンとインドネシア)
3月:部下と1on1やあれこれ(フィリピン)


あれっ、前数えた時はもう少し多かった気もするんですが、とりあえず思いついた感じだと5回、海外出張に行ってました。


0歳児の息子は、
4月の出張の際は「夫がワンオペで対応」で、
それ以降は「昼間はメイドが、夜勤(息子と同じ部屋で寝る)は夫が」という感じでサポートしてもらえました。


いつか息子(とメイド)を連れて出張に行きたいと思ったりもするんですが、それだと出張中も息子(とメイド)のことが気になって仕事に集中できないと思うので、出張はソロのがいいかも、って最近は思っています。


仕事の話(4)リモートワーク

上にも書いていますが、「自宅でリモートワーク」の割合が高いです。
たまにオフィスにも行きます。3月はあまり家にいなかったかな。


0歳児を育てる上で、仕事のやりやすさだけを考えたら


・オフィスで仕事&息子は保育園



・自宅でリモートワーク&息子は自宅で面倒を見る


なら前者の方が圧倒的にいいんですが、保育園の送り迎えも正直大変なのと、通勤もそれなりに時間食うし、0歳のうちは自宅でメイドに面倒見てもらいながら育てたいなと思い、そうしています。


リモートワークでがんばるための工夫などはこちらをどうぞ。


非エンジニア職で0歳児の母がマレーシアでリモートワークを始めてみたので仕事環境やメリットや気づいたことを書いてみる


たまに、残業して帰りが遅い夫を見ると「いいなぁ、私も息子の寝る時間やメイドの食事の時間を気にせずに自分の気の向くままに仕事したい」と思ったりもしますが、言ってもしょうがないので、働く時間については諦めています。


時間といえば、息子が10ヶ月だった去年の11月あたりはこういうタイムテーブルでした。

息子と過ごすのは3時間? 私と息子0歳と住み込みメイドの、一日のタイムテーブル




最近は、


・朝8時台に息子と散歩
・9時〜17時に仕事
・いったん切り上げて息子と夕方の散歩(またはプール)
・夜ご飯、シャワーを済ませたあとに残りの仕事


みたいな感じで仕事しています。
ある意味フリーダムすぎるかもしれません(子どもと散歩行けるのは超ありがたい)。
ただまぁ、「時間を気にせず好きなだけ働く」という生活はもう無理だなぁという諦めの境地もあります。
ダラダラ長時間働くのがいいという意図ではなく、「ちょっと資料作成に熱中してこのままいっきに仕上げたい!」みたいなときも中断しなきゃいけないとか、そういうのがね、なんかね。


つらかったこと


・日々眠い。
夫と一日交代で夜勤(夜勤=息子と一緒に寝ること、夜泣きetcの対応をすること)なので2日に1回は自分の部屋で誰にも邪魔されずに寝られますけど、つまりは2日に1回は睡眠を妨げられることが多いので、まぁとにかく眠いです。朝起きて朝ごはんを食べさせ、メイドに息子をお風呂に入れてもらってる間に自分は二度寝、みたいなことも多いです。自宅でリモートワークができる仕事でよかった(通勤時間がゼロ)としみじみ思います。

最近は明け方までぶっ通しで寝てくれることが多くなったので、ラクにはなったような気がします。


・記憶力の低下。
妊娠中から産後にかけてそうなるらしいので抗えないというか、もう諦めてますけど、記憶力は落ちたなーと思いました。


・集中力が続かない。
これも妊娠中から産後にかけてそうなるらしいので、どうしようもないんですけど、顕著に「つらい」と思ったのは、読書が続かないことでしょうかね。ちょっと読んでは眠くなり、ちょっと読んでは目が辛くなり、ちょっと読んではツイッターを開いちゃう、などなど。まぁスマホとパソコンから離れればインターネットからは離れられますけど、でも眠くなるのとか目が辛くなるのとかは、なかなかねー。


・なんで私はマレーシアにいるんだろう問題。
夫の仕事の都合で私もフィリピンからマレーシアにスライドさせてもらったので、「なんで私マレーシアにいるんだろう」「住み慣れて友だちも多いフィリピンで、Dr. Acuのところで、St. Lukesで出産したかった」という感情はゼロではないので、なんかね、日々葛藤していました。
最近ですかね、少しずつ「マレーシアにいなきゃいけないという事実」を受け入れ始めている気はしますし、「まぁマレーシアも悪くないかな」とは思いますが、どちらかと言うとまだ、「フィリピンに戻りたい」という気持ちの方が強いです。仕事を続けられることに感謝ですね。仕事辞めてたらノイローゼだったと思う。


・この先のキャリアどうなってくんだろう問題。
プロマネとしてはシニアという肩書も加わりましたが、じゃぁその先ってなんだろう?っていうのもありますし、人事領域に足突っ込んで…どころかどっぷり浸かっていますけどこれでいいんだっけ、とか。
プロダクト開発のようにサクサクPDCAを回しやすいものではないというか「2週間のスプリントで毎回何かしらリリース」という訳に行かないことも多いので、短気な私がじわじわがんばってるなぁと自分で自分を褒めています。ほんと、日々自画自賛。
一方で組織マネジメントという観点というか「会社全体を」「自分ごととして」物事に取り組めるのははものすごく面白い機会だなとも思います。
別軸で、やっぱり大学院で勉強したいと思うこともあってどうしようか迷ったりもしているんですけれども(勉強するなら子どもが小さいうちもしくは巣立ったあと、といろんな人に言われる)、そういうのも含め、やりたいものをチャレンジするにはどうすればいいんだろうって日々考えています。


・避けてた仕事。
1月の評価面談の時だったかな。妊娠中そして産後(特に4年目前半)に手を抜いていたり割と避けてた仕事をCEOに突っ込まれたので、はい、そろそろがんばります、みたいな話はしました。まぁあまり面倒なことは背負いたくなかったんでね(言い訳)


・会社に、日本語で会話できる人がCEOしかいない件
仕事の内容的にCEOにしか言えないことも多いので仕事の話はいいんですけど、わざわざCEOじゃなくてもいい世間話(日本のちょっとしたニュースとか)とかをする相手がいないのでしょんぼりです。

英語に訳して「安室奈美恵っていう有名な歌手がいてね、私大好きなんだけど、今度引退しちゃうらしいのよ」みたいにSlackすれば同僚にも伝わりますけど、そうじゃなくて「安室奈美恵 引退」だけでそのインパクトをわかってもらえるのって日本生まれの日本人じゃないですか。(私は外国人だけど)
そういう世間話ができないので、その分ツイッターで何かしら書くことが増えた気がしますw

意外だったこと


住み込みのメイドをを雇って自分は家事を全然やらないとか、産後なのに海外出張しょっちゅうしてるとか、産後2ヶ月で復職とか、「誰かに何か言われるかな〜」と少し不安に思ったりもしましたが、全然大丈夫でした。



というわけで、YOYO4年目のまとめでした。
東南アジア新興国のスタートアップで産後に復職したらこんな感じでした、っていう参考になるかなーどうかなー。

こういう働き方もありますよってことで、どなたかの参考になったら幸いです。
ご質問などありましたら気軽にどうぞ。



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