「自家発電装置があるから停電しても大丈夫」と聞いているコンドに帰宅したら部屋が真っ暗だった件 〜34才独身女の #マニラ 一人暮らし編〜

それはシティバンク事件まっただ中の、7月2日の夜でした。


初出社を終え、会社から家まで20分の道のりを歩き（本当はタクシー乗りたかったけど、大渋滞でそれどころじゃなかった。そのあたりの話はまたおいおい）、コンドの18Fにやっとこさ着いたら、知らないおじさんがエレベーターホールで「No electricity! No electricity!」と連呼している。


いやいや、電気着いてるじゃん…と思いながら自分の家の玄関を空けたら、No electricity! 停電していました。


確か物件見に来た時、エージェントのお姉さんが「ここはホテルも併設されていて、停電しても自家発電の装置あるから大丈夫」とプッシュしていた気がするんだけど…
ここ選んだ決め手の一つでもあるんだけど…


どう考えても暗いよ…？




荷物を置いて、慌ててエレベーターに乗り込みました。15Fで乗り込んで来た人に「停電してなかった？」と聞いたら「いや…ウチはなんともないけど…」と。
もしや18Fだけ！？


フロントで「18F停電してて、自家発電あるって聞いてるんだけど動いてないし、でも15Fは停電していないってどういうことよ」と訴えているウチに24Fの人と16Fの人も来て、「自家発電あるから停電しても大丈夫って聞いたからここ契約したのに」とか「フロントやエレベーターは動いていてオレの部屋が停電だなんてどういうことだ」「お前オージーか？」「いや、イギリスから来た」「おぉそうかそうか」「お前はどこから？」みたいな会話が繰り広げられていて、困ってる人々がどんどん寄ってきて、もうね、カオス。
フロントのお姉さんが「すいません、マニラ中が停電してるんです」なんて適当なこと言うから24Fの人がキレて、「オレはマカティで仕事して今戻ったところだけど、どこも停電なんかしてねーぞ！」「自家発電が動くフロアと動かないフロアがあるなんてどういうことだ！金返せ！」と叫ぶ始末。


いやー、頭の中で一生懸命英語考えたけど、言ってくれる人がいてよかった〜。


そうこうしているウチに、フロントも停電！


ジーザス！！！（誰か）


オーマイゴ〜〜〜〜ッ！！！（誰か）


ギャ〜〜〜！！！！（私）


カオスですよカオス。


数秒後に無事復旧。
フロントのお姉さんが「全館、電気が戻りました！」と！！



「ありがとう」と言ったらお姉さんから「ウェルカム！そういえば私たち初めて会ったわね、よろしくね」と握手を求められました。不思議な縁だｗｗｗ



24Fのおじさんや16Fのおじさんからは「この事件のおかげで俺ら知り合えたな、わっはっはっ」と言われながらハイタッチしつつ、部屋に戻ったのでした。



Salamat po!!