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2013年8月12日月曜日

#IVS スタッフに参加して強烈に感じたことと、12月のスタッフ募集中!の話

司会のお手伝いもしたりしましたね。

2011年5月のIVS Springから直近のIVSサマーワークショップまで、ボランティアスタッフとしてイベントのお手伝いをさせていただいていました。

出国する直前も、IVSサマーワークショップ(6月28日、29日)にスタッフとして参加しました。
スタッフの皆さんから餞別いただいて号泣しましたね…。Facebookのカバーがその時のものです。

そんな思い出深いIVSですが、今振り返ってみて、一番強烈に感じたことは何だったかを書き残しておこうと思います。


※参考
ボランティアスタッフのキッカケ
スタッフの心構えのようなもの



「ギラギラした若い子たちに、焦燥感を感じた」

スタッフ参加者はわかると思うんですが、スタッフの多くが20代の若手なんです。
学生、会社員、起業ている人、とにかくみんな、ギラギラしてる。アツイ。
それに、まだまだ若いからか、半年に一度IVSで会うたびに顔つきが変わっているのがよくわかります。
うまく言葉にできないんですけど、ただ単純に「大人になった」だけじゃない、いい顔してるんですよね。顔つきもそうだし、目が本当に違う。
一生懸命何かに打ち込んで、事業をどう成長させるか、会社をどうしていくか、自分はどうあるべきか、あれは失敗だった、じゃぁ今後どうすべきなのか、様々な困難に立ち向かったりくぐり抜けた人たちの顔つきって、本当に変わるんですね。

もちろん、大成功して登壇しているゲストの皆さまから得るものが多く、学びの機会としても最高の場所だと思いますが、それよりも、半年に一度会う20代のメンバーの顔つきが、私の焦燥感をよりいっそう強くしたものでした。

初回こそ、ここにも書いた通り「行ってみたかったから」「日本のベンチャーのトップたちが一堂に会する空気を体感したかった」というのが一番の理由でしたが、その次以降は、自分を振り返りつつ、この焦燥感を得て自分にドライブをかけるために行ったと言っても過言ではありません。


そして何度かスタッフを経験し、その中で得たのは、
「このままでは、5年語、10年後のこの業界に私の居場所はないかもしれない」
「歳は関係ない、自分の人生を切り開くのは自分」
ということでした。

(海外就職は、別に「仕事を奪われる前に日本から逃げよう」というのではなく、周りの人があまりやっていないこと、持っていない経験を身につけようと思ったからですよ!)


IVSという場で、まさかこんな発見があるとは思いもよりませんでしたが、この焦燥感がここ1〜2年の私を突き動かしていたんだなぁ…と、改めて感じました。


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私の場合は30代なので、「年下の子たちが」という書き方をしましたが、もちろん同世代のメンバーの活躍に羨望の眼差しを送ることもあるし、これから立ち上げる人には「がんばれ」って心の底から応援したい。起業した人、海外にいる人、国内でいろいろやっている人、とにかくいろんな人がいて、FacebookのWallからいろいろ刺激を受けています。


なので、もしこれを読んでIVSのスタッフに興味を持った人は、ぜひこの動画をご覧いただきたいのと、


IVS 運営スタッフたちの成長 from Masashi Kobayashi on Vimeo.


12月の京都IVSにぜひスタッフとして参加したい、という方はこちらのリンク先の募集要項をご覧ください。
IVS 2013 Fall Kyoto 運営スタッフ応募フォーム


私は、試用期間が終わるまでは有休もらえないので、次回の京都の参加は厳しそうですが(>_<) いつかまた凱旋帰国してスタッフで参加します! (「登壇目指す」とかじゃなくてすみませんが、私は裏方が好きなんです!)

2013年6月1日土曜日

#IVS を、動画やU-NOTE、ニュース記事などで振り返る(ための自分向けリンク集)

これで実は5回目なのですが、IVSにスタッフとして参加して来ました。



(IVSとは?という方はこちら)。
(スタッフとは?という方はこちらこちら)。


ちなみにIVS、B会場統括という立場で参加していて、セッション中は会場内にいることが多かったのですが、ステージ、客席、外云々と気を使うことが多く、実はセッションの内容はあまり頭に入っていない…!
ついでにいうと、A会場のセッションは全然把握していないし、Launch Padはプレゼンター担当だったので(でプレゼンの安定進行に気を使っていたので)あまり聞けていない…!



もう少し気持ちに余裕が持てたらいいんでしょうけど、今回はパツパツだったなぁ…

札幌から戻ってしばらく忙しく、この週末にやっと少し時間が取れたので、振り返りがてらこのエントリをアップします。


こちらは、UstのIVSチャンネルより。Launch Padのアーカイブだけでなく、登壇者の方々へのインタビューなどなどいろいろアーカイブが残っているので、ぜひ。
※Launch Padは13分39秒目あたりから始まります。


Video streaming by Ustream


以下は、ニュースサイトやU-NOTE(イベントまとめサービス)、NAVERまとめから。


スタートアップ・デイティングのIVS関連記事
この中で一番印象に残ってるのは、
「すすきのには行かず深夜まで話してました」ーーグリー、サイバーエージェント、ミクシィが語る強い経営チームの作り方 #IVS
という記事の中の、
「通帳で飛び起きた経験があるか、それって大事なことだと思う」



ネットベンチャー集まるIVS開幕、フジ次期社長の亀山氏が「歴史的」登壇

あ、2ページ目以降は会員登録(無料)しないと読めない…と思ったら、同じ記事が日経に全文掲載されていました。うっほほーい。それが以下。



ネットベンチャー集う「IVS」、フジ次期社長が登壇  楽天・三木谷氏、GMO熊谷氏、LINE森川氏も

そういえば、LINE森川さんのブログにもIVS登壇の話が。夜の会食のメンバー写真が眩しすぎます。



■U-NOTE、【全記事まとめ】Infinity Ventures Summit Spring 2013 #IVS
全セッション(オフレコセッションを除く)のまとめのリンクページですね。読みたいセッションをどうぞ。
ちなみにU-NOTEはLaunch Padにも登壇していました。惜しくも入賞は逃しましたが、プレゼンによると事業は順調のようです。この短期間ですごいなぁ。



ちなみにそのLaunch Pad出場サービスまとめがNAVERまとめにありました。
優勝は「freee」 #IVS 2013 Spring:Launch Pad出場の新サービスまとめ



[CNET Japan] サイバー藤田社長、後継者選びは「今は無理」--IVSで気鋭起業家5人と語る
このセッション、満員御礼でした。席を増やしたり、途中から入ってこられる方をご案内したり、なんてのをマイク係の子たちとやったりしてました。




読んでると、セッション中に忙しくてあまり耳を傾けられなかった内容がいろいろ思い出せました。会場の笑いのタイミングとかも。



ちなみになんですが、6月28日(金)、29日(土)には、IVSのエッセンスを学生向けに凝縮した「IVS Summer Work Shop」が開催されます。
関連記事はこちら。
学生起業家(志望)の方、話聞かせてもらえませんか?ーー大学生選抜「IVSサマーワークショップ」6月28日、29日に開催
対象は25才までの大学生、大学院生。
SDの記事にもあるように、「一度にこれだけの面々と会える機会は貴重。」だと思うので、我こそは!という学生さんは、急いでお申込みください。


去年の登壇者の動画を一部ご紹介します。

こちらは三好大助君。当時早稲田大学4年生(5年?6年?)のプレゼン。
バングラディッシュのグラミン銀行でのインターンや事業立ち上げのエピソード。


こちらは、特定非営利法人ジャパンハートを率いる吉岡先生。
ミャンマーやカンボジアでの国際医療ボランティア活動についてお話してくださいました。
会場からすすり泣きが聞こえてきたのを今でも覚えています。


Video streaming by Ustream

サマーワークショップは、確か全セッションでUst中継があると思うので、自宅からでも見ようと思えば見れますが、会場、セッションの空気感はぜひその場で体感してもらいたいな、と思います。

そういえば、去年のサマーワークショップに参加した学生さんのうち、どれくらいの人の行動がどう変わったか、どう生きているのか、というのを追ってみたいなぁとふと思いました。大助とケンゴあたりに話を聞いてみようか。



2012年7月16日月曜日

「成功することの反対は行動しないこと」 #IVS サマーワークショップより



#ivs サマーワークショップに参加してきた。

このイベントは、
企業経営者を対象としたIVSのエッセンスを主に大学生・大学院生を対象に1.5日のプログラムで提供する取り組みです。最前線で活躍する経営者・経営幹部によるプレゼンテーションとパネルディスカッションを大学生・大学院生に参加費無料で提供いたします。また、学生起業家のプレゼンテーションの機会や志の高い学生同志の交流機会を設けることで、学生同志の交流を促進します。
(※サイトより)

というもので、毎度のごとくボランティアスタッフとしての参加。

目的は
(1)IVSが好きなので、盛り上げるお手伝いがしたい
(2)半年・1年、、、といったスパンで自分を振り返るいい機会
(3)たくさんの人と知り合い、いい刺激を与え合う
(4)身近な人に、いい機会を作ってあげたい


1は、過去にも書いたが、IVSの空気感を体感したかったのが最初のキッカケ。
IVS期間はスタッフとして全力でコミットしたいから、仕事とは完全に切り離して「個人」として参加している。だから有休も使う。会社には迷惑をかけているかもしれないけど、こればかりは私の中でライフワークの一つと言えるくらいのポジションを占めているから、全力でお手伝いがしたいし、これからもそうしたいと思っている。

いつかスタッフを卒業しなければいけないのかもしれないけど(参加者側になれ、という意味で)、少なくても社会人スタッフの需要がある限り、お手伝いしていきたい。

2は、春のIVS、夏のサマーワークショップ、秋のIVSのたびに「反省」「得られること」があり、その時々に会えるメンバーにどういう顔して会えばいいのか、何か自慢できることがあるのか、などなど振り返ることができるいい機会なのだ。

3は、会いたい人・話をしたい人には事前にあたりを付けてアタックする。IVSは「会いたい人」といっぺんに会えるチャンスでもある。もちろんスタッフ業務が最優先なんだけど、その中で時間をやりくりしている。
逆に刺激をもらってばかりで、私が何か与えられることはあるのか?自問自答はある。
ただ、できることとして考えていたのは、そこそこスタッフ経験はあるのでスタッフ初心者にアドバイスしたり、参加者に会いたがっている人を紹介したり、会わせたら面白そうと思う人を紹介したり、「IVSスタッフ経験談」や「女性がスタートアップで働くこと」といったお話を伝えることはできたとは思う。ブログに書いたことの繰り返しになることもあるけど、伝えることで意味があるならば、何度でも伝えたいと思う。

4は、3の後半にも通じることでもあるんだけど、私ができることとして「繋げること」があるんじゃないかと思っている。誰でも繋げようとは思わないけど、例えば三好大助にIVSスタッフやらないかと紹介したことで、彼自身がいろいろ機会を増やすキッカケの一つになったと思う。
今回、ある大学生二人をサマーワークショップに誘ってみたら、それぞれ感じるものがあったようで、この先の生き方に影響を与えることができたんじゃないかと思う。ただ「感じた」だけじゃ意味ないから、半年後や1年後、改めて話を聞いてみたいと思っている。(覚悟しといてね♥)

個人的には、できる人は、ほっといてもできると思っていて、サマーワークショップも意識の高い学生さんであれば普通にエントリーしてると思うんだけど、「機会を与えられることで化学反応が起きる人もいる」と思うのね。
学生時代に「朝鮮学校」という特殊な環境で育って、「機会を得ること」がそもそも難しく、あとから悔しい思いをしたことが根底にあるのかもしれない。

だから、今回の三好大助の「バングラディッシュでの教育事業」の話はものすごく胸に刺さった。実は三好大助がバングラディッシュでやっていることはうっすらぼんやりとしか知らなかったんだけど、プレゼンを聞いてものすごく感動した。

「頓智ドット伝説のアルバイト1号」と言われるだけの男である。さすがだww


この映像の1時間27分目あたりから大助のプレゼンが始まるので、ぜひご覧ください。
Video streaming by Ustream

さて。

今回私が得たものは、なんだ?

「成功することの反対は行動しないこと」

ジャパンハート吉岡先生のセッションより。

これに尽きると思う。

他に心に残ったフレーズは


・お金のために時間を切り売りする必要はない。お金は、結果としてついてくればいいのである。決して、お金のために時間を切り売りしたらもったいないのだ。

・500億を持ってる老人に、ぜんざいさんを引き換えに時間を与えると言われたら、間違いなく老人はお金を差し出すだろう。お金なんてまた稼げばいいものである。いかに、時間というものは取り戻せないものか、かけがえのないものか、本当に大切なこの知恵を持って欲しい。

・エベレストを登頂するまでにかかる時間のうち、一番長い時間費やすのが、登ると決意するまでの時間だ。だから悩むな。しかし、と理性の声に止められてはならない。チャレンジしたいと感じた時に自分の声に従って行動に移すのみだ。

togetterもUstもあるので、ぜひたくさんの方にご覧いただきたいです。


#IVS で学生の心を圧倒した、ミャンマーで16年間戦う小児外科医による講演まとめ
http://togetter.com/li/338657

IVS Summer Workshop 2012 Session 3:「人生にかけて取り組むべきことは何か?」




IVSで得たものを、私はどうするか?
今の仕事とは別にこの先の将来について思う所があるので、言える時期が来たらまたここに書こうと思います。



というわけで、この1.5日間で出会った皆さん、本当にありがとうございました。
スタッフのメンバー、もっとじっくり話がしたかった人もたくさんいるんだけど、それはまた次の機会に取っておきましょ。

そしてお忙しい中、時間を割いて登壇してくださったプレゼンターの方々、ありがとうございました。
最後に、素晴らしい機会を作ってくださったIVPのお三方、小林さん、田中さん、小野さん、いつもありがとうございます。
次の京都もがんばります。


※オマケ
■スタッフに差し入れいただきました。ありがとうございます!

■ニコ生、超盛り上がった。登壇者にもこんな感じで見えています。

■スクリーンにも。
アドウェイズ岡村さん、ニコ生視聴者に大人気でした。

■ニコ生を表示するスクリーンに指差しドヤ顔な田中泰生さん。そっち見ても映りませんから!
はてな近藤さんが珍しくスーツなのは「結婚式があったから」とのこと。ほんのり顔が赤いのもそれが理由とのことです。


■懇親会受け付けデスクも「IVS」アピールw 小島ケースケです(キリツ


■IVS懇親会のプレゼンでしゃべった、BearTailのクロ(黒崎賢一君)。
スタッフで来ていて、音響係で一番孤独な仕事をしっかりこなしてくれてすごく助かりました。ありがとう!
ちなみにクロは、BuypassでLaunch Padにも登壇しています。

■BearTail軍団の名刺にある「クマのシッポ」の絵が超可愛いんだけど、意味がちゃんとあって、「社会の道標になれるように意味を込めて北極星から。北極星は小熊座のしっぽの部分にある。」とのこと。かっこいい。

■約1年ぶりにあったリディラバあべちゃん(安部敏樹君)。
「みんな真剣にプレゼンしてるのに聞いてないヤツがいてむかつく!」との事後談だったが、冒頭のみんなを前に注目させる技はさすが。


■HUBでの打ち上げが終わったあと、大助、マイケル、あべちゃんと4人で渋谷で飲んでました。大助は半分寝てたし、私も最後の1時間くらい寝ちゃったけど、楽しかったー!
本当はもっとたくさんの人と話がしたかったけど、さすがに時間が時間だったし(渋谷に着いたのが0時超えていたくらい)、少人数とはいえじっくりいろいろ話ができて本当によかったです。

2012年6月18日月曜日

印象に残ったセッション 〜 #IVS 2012 Spring 物語〜

これの続き。
この記事ではIVS B会場のセッションから、一番印象に残ったセッションについて書きます。
※A会場での、ジャパンハート代表 吉岡秀人氏による講演「アジアで15年、1万人以上の命を救った小児外科医の魂の記録」のまとめはこちらをご覧ください。現地で見たかった…

印象に残ったセッションはダントツで「成長企業の組織・チームマネジメント」です。

メンバーは以下の通り。
(スピーカー)
ヤフー株式会社 最高執行責任者 川邊 健太郎 氏
株式会社サイバーエージェント 取締役人事本部長 曽山 哲人 氏
グーグル株式会社 製品開発本部長 徳生 健太郎 氏
株式会社リクルート 執行役員 出木場 久征 氏
チームラボ株式会社 代表取締役社長 猪子 寿之 氏
(モデレーター)
KLab株式会社 代表取締役社長 真田 哲弥 氏


猪子さんは予想通りマイワールド炸裂でした。
ちなみにこの席次、左から真田さん、徳生さん、出木場さん、曽山さん、川邊さん、猪子さん。
川邊さんと猪子さん曰く「俺ら飛び道具だから最後のオチ扱いで」でこのような順番になったそうです。



写真右端、まるで土手で体育座りして佇んでいるかのような猪子さん。
そういえば、このセッションで真田さんが来ていたシャツ、satisfaction guaranteedのポロシャツでした。いいないいなー。

そうそう。川邊さんによると、6月15日の組織改編で200人規模で管理職が入れ替わるとのこと。私がもし残っていたら、リーダーになったんだろうか?なれたんだろうか?と軽く自問自答しつつも、「これからのヤフーは本当に変わっていくんだな」というのをうっすら感じました。うっすらですいません。ちょっと、あの、猪子さんの印象が強くてですねぇ。
昔の同僚から「戻ってきたら?」とよく言っていただきます。まぁ社交辞令が大半だとは思いますしそれでも非常に嬉しいのですが、ちなみにヤフーを辞めたのは生意気にもこういう理由だったのですが、将来もっと成長した時、「なりたい自分」になれたときにヤフーに恩返しできるような仕事を作りたいとはぼんやりと思っています。
たぶんかなり遠い未来の話だな…

セッションの6名の中で印象に残ったのは、やっぱりグーグル徳生さん。
過去に何度かIVSや他のイベントでお会いしたことがあってものすごくファンということもあるのですが、今回印象に残ったのは内容ももちろんですが「パネルディスカッションの中での会話の運び方」がものすごく素敵だと思ったからです。

些細なことかもしれませんが例えば

・相槌打つときの「おっしゃる通り」という言い方
・ちょっとした言い間違いを指摘されて「失礼」と一言添えて言い直す
・強調したいポイント、注目を集めたい時の手の動き(決して今流行の轆轤ではなく、右手の人差し指を少したてて、人の視線を集める)
・間の取り方(ああああこればかりはうまく伝えられない)

などなど。
そういえば「パネルディスカッションでの会話の運び方」についてあまり考えたことがなかったなぁ…と反省しつつ、パネルディスカッションがゆえに予期しないことも多くある中、徳生さんの会話の運び方を見ていろいろ学ばせていただきました。


もちろんいろんなスタイル、個性があると思いますけどね。ウチの井口さんもそうだし、田中泰生さん、猪子さんなどなどは今のスタイルのまま突き進んで欲しいですね。
ヨウは「空気を読みつつ他の登壇者とのバランスも考えつつ言いたいことをちゃんと伝えられる」のか「空気を読まずに言いたいことを言い放つ」なのか、ということでしょうか。。。こんなこと書くと怒られそうな気がしなくもないですが、井口さんと田中泰生さん、猪子さんなら理解してくれることでしょう。ちなみに猪子さんとは全く面識ありませんけどね。


あれっ、もうちょっとヤフーのこと書こうと思ってたんだけど、、川邊さん、「ティーチングとコーチングは違う」などなどいいことも言っていた気がするのですが、結局この記事は猪子さんと徳生さんLOVEな内容になってしまいました。すみません。
ヤフー川邊さんはもう少し爆弾発言してくるかとも思ったのですが、広報に止められているのでしょうか?うーん、残念…




今更ですが、このセッションのモデレーター真田さんは神だし、このメンバーで組んだ小林さんも神だなぁとつくづく思いました。
そんなセッション8B「成長企業の組織・チームマネジメント」の様子は、トゥギャりましたのでこちらをどうぞ。

IVS物語は、MS砂金さん西脇さんのキネクトの話やLaunch Pad、他にもあれこれ印象に残ったことを書きたいのですが、またおいおい。

2012年6月16日土曜日

スタッフとして参加してきました 〜 #IVS 2012 Spring 物語〜

IVS 2012 Springも無事終わり、地元に帰ってきました。
体力的にはクタクタなんだけど、もらったパワー、得た経験、様々な出会い、大いなる反省のおかげで、心はまだ興奮しています。


「鉄は熱いうちに打て」ということで、いろいろ書き残しておこうと思います。
今回は本当に、いろいろあったな〜ってしみじみ思うので。


さて。
この記事では、ボランティアスタッフ業務について書きます。


去年の札幌からなので通算3度目。学生向けIVSサマーワークショップも含めると4度目です。※ボランティアで行くキッカケになったのはこちらを。


ボランティアなので、IVS自体の参加費は無料ですが、交通費・宿泊費は自腹です。


「スタッフ」なので、聞きたいセッションを聞ける確約はありません。


スタッフには事前に参加者リストが配布されるので、スピーカー以外の方も含め誰が来るのかは事前に把握できますが、会いたい人に確実に会えるかどうかもわかりません。今回も「久々にゆっくり話がしたかったけどかなわず」という人はたくさんいます。「ステージ脇で準備中に目が合って軽く会釈してそれで終わり」とか、「(自分もしくは相手が)急いでたからちょっと立ち話して終わり」「いることは確認しているんだけど、後で探したら見つからなかった」とか。


セッションスピーカーのマイク、無線LAN環境、スクリーンへの資料の投影、これらはステージ担当スタッフが責任をもつ必要があります。
スクリーンと持参PCの表示サイズが合わない場合、それを調整できる必要があります。


スピーカー誘導係は、次のセッションスピーカーを確実に会場に連れてくる必要があります。スピーカーの方が、実は場内で誰かと話が盛り上がってしまい、指定した時間にいないリスクがあるので。


受付係は、企業の幹部クラスの人に粗相のない対応をする必要があります。


私はB会場の司会も兼ねていたので、モデレーターに以下を確認するのも非常に重要です。
・このセッションはオフレコか否か
(ツイートNGならそれを場内にアナウンスする必要があるので)
・終了時刻の確認
(意外と把握していない人が多いので)
・最後にQ&Aやるか
(これを伝えることで、終了時刻を改めて意識してもらえる)
・ビール飲む?
(オマケですが)


Launch Padの登壇者サポートスタッフは、登壇者が万全の体制でプレゼンできるよう、流れの説明やスライドや映像の投影、音声、デモのサポートをする必要があります。スタッフのミスでLaunch Padのプレゼンがスムーズに運ばなかったら、登壇者のチャンスを潰すリスクもあるんです。


朝は7時や8時集合だし、夜は22時頃までパーティ対応があるし、ヘタしたらご飯を食べられないし、体力的にもハードです。


自分の仕事なんてできません。


こんなこと書くと「スタッフってこんな大変な思いしてるんです」のアピールに聞こえるかもしれませんが決してそうではなく、「僕も/私も(一般招待客なんか絶対無理だからせめてスタッフで)IVS行きたい!」「●●さんに会いたいから行きたい!」という連絡をたまにもらうので、「それでもスタッフで来たいか?」という意思確認用で書き残しました。
ただのミーハーでスタッフ業務を疎かにするような人には来て欲しくないから。


これまで私がスタッフに誘ったのは3人いますが、「この人なら大丈夫だし、本人の意志で能動的に動けるし、むしろたくさんのことを持ち帰れる」と思った人です。
まぁ身内贔屓(一人は頓智ドットの元バイト、二人はヤフー時代の後輩)もあるかもしれませんがw


ですから、あまり面識ない人は私からは声かけませんし、お願いされても言い訳作って断るかもしれません。すみません。


※ちなみに「一般招待」で来たい方、私を頼っても無理です。私に招待云々の権限はありません。だからといってむやみやたらとIVS招待者にアタックすると煙たがれるリスクもあります。


スタッフにはスタッフだからこそできること、学べることたくさんがあります。
例えばステージ担当や誘導係であれば、スピーカーと直接話せる機会が必ずあります。IVS期間中、やはり参加者の方々は「馴染みの仲間との再会」「ネットワーキング」で盛り上がっているのでなかなか捕まえるのは難しいんですが、スタッフであれば確実に接触できるタイミングがあるんです。
会場へのご案内のタイミングや、ステージ場でPCのセットアップを行う際、「なかなか会えないあの人」に「ただ視界に入るだけ」で終わるのか、突発的なエレベーターピッチができるか、それはもちろん本人次第ですが、そういったチャンスが必ずあります。


「誰に会いたいか?会って何を伝えたいか?」他のスタッフとそういう話でふと盛り上がりました。まだ20代の若いスタッフがこのような目的意識を持っていることに驚いたと共に、羨ましくもありました。

私自身がこんな素晴らしい機会にスタッフ参加ながら巡り会えたのがつい1年前というのは非常に悔やまれるし、20代前半の人が招待枠で来ていたり、Launch Padで登壇していたり、ボランティアスタッフとして来ていることは本当に羨ましく思います。

というのも、私の20代の頃は「絶対に安定した大企業」「ベンチャーなんてありえない」という考えだったので。
まぁそれはそれで「朝鮮学校出身の在日コリアンだけど、日本の大企業でのし上がってやる。日本人に負けたくない」という反骨精神がありまして。
時代と共に朝鮮学校出身でも日本企業に普通に就職できるようになってきて、国籍の壁もだんだんなくなってきていると実感したし、実際に一部上場企業を二社経験して、「日本の大企業でがんばるのは別に私じゃなくてもいいし、私はもっと違うことを」と思うようになったというか、なんというか。
国籍を北から南に変えて、それまで自分は日本から外に出ることはないと思ってた私がまさに「世界」へのパスポートをゲットして、「世界」に対して目を向けるようになったのが20代中盤。もともと国籍が韓国だったら違かったかもしれないし、そもそも日本人だったらもっと違う人生を歩んでいたかもしれませんが、遅ればせながらありとあらゆる「外の世界」に興味を持つようになりました。


20代の人は、半年に一度IVSで会うたびに、顔つきが変わっているのがよくわかります。うまく言葉にできないんですけど、ただ単純に「大人になった」だけじゃない、いい顔してるんですよね。顔つきもそうだし、目が本当に違う。


もちろん招待枠で来ている人(相変わらず米良さんはキラキラしていた。ただ綺麗になっただけじゃなくて、いい顔していた)もなんですが、学生スタッフの大助やケンタ、しょうへい、宍戸君、マイケルの顔つき、またいあん君ともっち君、前田君は、学生というよりはもはや「社会人」かもしれないけど、学生ベンチャーやってるだけあって、会うたびにいい顔付きしてるなぁとつくづく思います。



長くなりましたね。


最後に。

ステージB担当の4名、矢野君、落合君、田中君、マイケル、本当に助かりました。ステージ担当はほぼ終日ステージにつきっきりになるし気は抜けないし、セッションとLaunch Padの成功を左右するのでプレッシャーも大きく、大変だったと思います。
今回ステージの無線LAN環境を構築してくれた矢野君。正面じゃないから写真載っけちゃったけどいいよね?個人的には一番助けられました。写真はまさに13日の午後、環境構築中の様子。


清水さん、西小倉さん、ケンタ、去年の札幌から合わせて3回目のIVSスタッフ同級生ですねw 三人の顔を見ると安心します。
はりー、Launch Padの時に無茶ぶりしちゃったね。
藤田さん、アンリ君、木下君、要所要所で気を使ってくれて目の行き届かないところをサポートしてもらったり、前田君にiPad持ってきてもらったり、いろんなメンバーに無茶振りしたり、助けてもらったり、レッドブルを差し入れてくれたり、ご飯持ってきてもらったり。
奥田さんに「今回はさほどトラブルもなくてよかったわ」と言ってもらえて嬉しかったです。

もはや書ききれないけど、スタッフの皆さん、本当に本当にありがとうございました。楽しく濃密な三日間でした。また会いましょう!



最後にオマケのような書き方になってしまいますが、IVPのお三方、小林さん、田中さん、小野さん、毎度毎度このような機会をいただき、ありがとうございました。



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