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2014年3月11日火曜日

「夢を実現させるためには、努力しなきゃいけない」ユナイテッドの海外事業としてフィリピンで起業した、ADerLに行ってきた(その4)



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クロスコープに入居する企業の中に、ユナイテッドの子会社「ADerL(アドエル)」がある。
ユナイテッドと言えば、累計2,000万DLのきせかえアプリ「CocoPPa」で有名な会社。
その子会社がなぜフィリピンに?どんなサービスを展開しているの?

という訳で、「ユナイテッドの海外事業としてフィリピンで起業した、ADerLのパトリックに会ってきた」の後編です。

※参考
前編:「日本ではフィリピンに対するイメージはあまりよくない、それでも…」
中編:「フィリピン育ちでタガログ語をしゃべれても、会社の立ち上げは予想通りに進まない」


「夢を実現させるためには、努力しなきゃいけない…」DreamGiverに込めたパトリックの思い


− 「DearmGiver」、懸賞サービス・しかも無料で応募できるサービスを立ち上げた理由は?

パトリック:
時代的に、日本では「好きなことを諦めなきゃいけない世代」と言われていて、ここフィリピンにも、「諦めなきゃいけない人たち」がたくさんいる。それをなくしたい、自分の夢を持って欲しい、そのために生きる人の応援がしたい。

「フィリピンで、メディアだと、何ができる??」

と考えた時に、ふと、懸賞がやたら多いな〜って思ったんですよね。宝くじ、ロト、みんな大好きで。



それまで懸賞サイトはなかった訳ではなく、例えばGlobeが提供している懸賞サービスがあって、これは「お金を使って応募」というタイプのもの。ただし、「無料」で提供しているサービスはありませんでした。

振り返ると、スパイア(当時)が懸賞媒体持っていたんです。1000万当たるっていう懸賞サイト。
あれっ、ノウハウがあるじゃん、と。

フィリピン人はコミュニケーションが大好き。インターネットも大好き。みんなFacebookのアカウント持っていますし。15ペソ1時間というようなインターネットカフェで、必死になってFacebookをやっているんです。

Facebookと同じように人生に入り込むサービスだったら、みんな使ってくれるんじゃないか。
サイト内にコンテンツを利用してポイント貯めて、そのポイントで懸賞に応募、という仕組みなら、みんなに平等にチャンスがある。
スラム街に生まれた人は、ご飯を食べるのも、学校に行くチャンスもままならない。
「100%当たらなくても、チャンスを平等に与えたい。」

そういう思想から、サービス設計を始めました。

根底にあるのは、「サービスを通じて、貧困や格差をなくしたい」という思いです。
久々にフィリピンに来た時に感じた違和感や貧富の差、それをなくしたいんです。

貧富の差が大きいフィリピンでは、欲しいものがあっても夢や願望のままで終わってしまうことが多いのですが、このサービスを通じてその“Dream(夢、希望)をGiver(提供)したい”という想いからサービスの名前を「DreamGiver」としました。


− フィリピンでサービスを公開して、日本との違いや新しい気付きは?

パトリック:
日本だと、「Webサービスが無料」というのは一般的じゃないですか。ユーザー側は「サービス提供側は広告収入や他の何かで稼ぐ、あるいはある程度規模が大きくなったら有料の機能を追加するだろう」というのを知っていると思いますし。

でもフィリピンでは、特に僕たちのサービスのターゲットユーザーはまだそこまで成熟していなくて、「なんで無料なんだ」「裏があるのでは?」と疑われることを知りました。「お金を使わないカタチ」が一般的じゃない。「詐欺じゃない?」と。
これを打開するには、日々コツコツと真摯に続けるしかありません。それなりに会員数も増えてきているので、いずれ多くの方に理解してもらえると信じています。

他には…
フィリピン人はとにかくインターネットにアクティブ。ユーザーはポイント欲しいから動くということもだんだんわかってきたので、試しに「DreamGiverのFacebookページの『Like』が(ある数を)突破したらポイントを上げる」という内容を投稿してみたんですよ。そしたらあっという間に達成。
これは、と思ったのと、サービス内にゲーミフィケーション要素を取り入れたいというのもあったので、「DGコード」というのを作ってみました。これは、DreamGiverが持っているソーシャルメディア内のどこかにその文字列をPostして、見つけた人はFacebookページにそれを投稿してもらう、というだけです。

例えばこういうPost。




これは、Twitterに投稿されたDGコードの例。




DGコードを見つけたユーザーは、それをFacebookページにコメントすることで、DreamGiver内のポイントゲットできるので、みんな真剣に探すんですよ。DGコードはランダムで発行しているにも関わらずユーザーの動きが活発で、ビックリしました。

と、かっこよさそうに言いましたが…
日々Try and error、試行錯誤の繰り返しです。
以前、レストランのクーポン券を発行してユーザーの行動を促そうと思ったのですが、その時は来店というアクションになかなか繋がりませんでした。
ダウンロードのモチベーションが「ポイントをもらえる」だけだったことが原因かもしれません。

いずれにせよ、やり方を間違わなければ「DrearmGiver」がユーザーアクションをデザインできるプラットフォームになれるという自信になりました。


フィリピンに来て1年。


− 今だから話せる失敗談は?

パトリック:
今でも猛省してるんですが…結果にこだわり過ぎて、人間見失っていた時期がありました。そうですね…去年の11月や12月あたりです。
役員会が近かったのもあって、本当にテンパっていました。心がロボットになっていて、自分としては意識していなかったんですが、社員に対してきつくあたってたようです。
今思えば、会社の雰囲気が最悪でした。


− それはどうやって乗り越えた?

パトリック:
人事総務の女性からは、「会社の雰囲気がよくない、みんな辞めたがっている、原因は『あなた』」とズバリ言われました。
ただそう言われただけではなく、彼女は人事として、「CEOの立場」、「社員の立場」双方を理解してくれていて、その上でこのままだと会社がどうなってしまうのか、気づかせてくれました。

会社を経営することの本質を見失っていたことに気づきました。
本質、イコール、人。
みんなを幸せにしたいのに、ユーザーを幸せにするためのサービスを提供しているのに、身近にいた社員を幸せにできてなかった。

本当に猛省しました。
ハッキリ言ってくれたメンバーにはものすごく感謝していますし、生まれてしまった距離感を縮めるべく、社員とは積極的にコミュニケーションを取るようになりました


− 起業して、見えたことや感じたことは?

パトリック:
まずは、「自分は守られていた」と感じました。
自分たちが日本で数字を作れていたのも、ゼロベースでチャンスを作れたのも、「ユナイテッド」の信頼性あってのものなんだ、と。
フィリピンに来て、ゼロから営業かけても相手にされない機会が多かったので、本当に身に沁みました。

次に、「給料をもらうことのありがたさ」。
起業するまでは、「ユナイテッド」という会社の社員で毎月必ず給料をもらうことが当たり前だと思っていましたが、いざ起業してみて、「お金を稼ぐことの大変さ」、「社員に毎月キチンと給料を払うことの大変さ」を感じました。

最後に「経営者目線を持たなければいけない」ということ。
自分1人ならなんとかなっても、社員を抱えている以上、彼らの生活を保障してあげなければいけない。DreamGiverの可能性を信じて僕についてきてくれる彼らのためにも、会社を存続させなければならない。
10年続く会社は10%未満で、大半は消えていくって言いますよね。
その言葉の重みを、今の状況だからものすごくよくわかります。


− フィリピン人をマネジメントするという観点で、意識していることは。

パトリック:
日本がいいのかどうかはさておき、日本と比べると、こちらの人は体調が悪いとすぐ休む傾向にあるのは事実です。でも、休むのは従業員の権利でもある。
今は社員数が少なく、誰か1人でも休んだら致命傷になりかねません。
だから、誰かが休んでもなんとでもなるよう、バックアッププロセスをキッチリ作ることを意識しています。


− 最後に、今後について

パトリック:
先ほど申し上げたように、「サービスを通じて、貧困や格差をなくしたい」「このサービスを通じて"Dream(夢、希望)をGiver(提供)したい"」という思いでDreamGiverを立ち上げました。
根底にあるのは、「サービスを通じて、貧困や格差をなくしたい」という思いなのですが、DreamGiverは、誰でも簡単に懸賞に応募できるのではなく、懸賞に応募するには、ある程度ポイントを貯めなければいけません。努力が必要なんです。
僕たちは、DreamGiverで、100%当たらなくても、チャンスを平等に与える。そしてユーザーには「夢を実現させるためには努力しなきゃいけない」ということを知ってもらえたらいいなと思っています。

いずれはフィリピンを代表するインターネット企業になって、貧困や教育問題の解決と、フィリピンでの雇用に貢献していきたいです。

もちろん、フィリピンのローカルDBを持つことで将来的に日本企業に対してアピールもできるようになりたいですし、日本が不景気だったとしても、僕らがフィリピンでそれを支える、それくらいの勢いでガツガツやっていきたいです。

ADerLの社長としては…そうですね、
せっかく採用できた社員と、同じ釜の飯と言いますか、そこら辺の道端の屋台だろうが一緒に食べに行くし、あまり「オレはボスだ」という態度は出さないようにしてますし、そういえば、「尊敬できるすごい人」って、そういう人に共通しているのは、みんな揃って「腰が低くて謙虚」なんですよね。
僕も、社長業としては、先ほど述べた失敗もありますので、常に「謙虚」でありたいと思います。



最後に、このタイミングでいた皆さんで記念写真をいただきました!



以上、ADerLのCEO、パトリックのお話でした。ありがとうございました!!


※参考
前振りの「ADerLに行ってきた」話
前編:「日本ではフィリピンに対するイメージはあまりよくない、それでも…」
中編:「フィリピン育ちでタガログ語をしゃべれても、会社の立ち上げは予想通りに進まない」
後編:「夢を実現させるためには、努力しなきゃいけない」




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